ドラマのどこにも松田元太くんがいなかったお話し〜WOWOWドラマ「だから殺せなかった」

TravisJapanの松田元太くんの演技に魅了され、とにかく出演作品全部見たい!と調べていると、なんとWOWOWの無料トライアルが11月17日で終了するとのことで、まずは2022年1月に放送されたWOWOWドラマの「だから殺せなかった」から見始めました

(推しが多すぎて毎月サブスク登録貧乏なのでWOWOWさん許してね…)

もう、ね。最初から褒めちぎりますがほんと私の目に狂いはなかった!

もともと目や声に感情をのせて演技する俳優さんが好きなんですが、トラジャの松田元太くんの演技がまさにそれでした!!久しぶりにどストライクの俳優さんに出会えてテンション上がって「だから殺せなかった」を何回も見て、Xでも感動したままに投稿したんですが結局それでも抑えきれずこうしてブログを書いています笑

というわけで元太くんの役どころ含めネタバレしまくりの投稿となりますが、それでも大丈夫という方はぜひ読み進めてください 人´∀`)

物語はある殺人事件をきっかけに、その犯人と事件を追う新聞記者一本木透とのやりとりを軸に進んでいくのですが、元太くんは江原洋一郎という何か秘密を抱えてそうな影のある大学生の役でとにかく怪しい、というか怪しく描かれすぎて逆に犯人ではないだろうなと思ってしまうほど笑

ただ、犯人じゃないのではと思わされた一番の理由は、怪しさいっぱいの演出なんですが目が悪人になりきれていないというか、連続殺人犯のそれとはどうしても思えない、少し幼さを残した不安げな表情…最初は演技力の問題かとも思ったのですが違うということがすぐに証明されます

表情の使い分けがしっかりとされてて、それがわかるのは一話の後半、大学生がはしゃいでいるのをそれこそ爆弾テロでも起こしそうな目で睨んでいるのですが、心理士の先生に話しかけられた次の瞬間その感情が消えて、幼さと不安を宿した顔に戻るんです

そして二話の心理士の先生との会話

幸せいっぱいの家庭で両親の愛情をたっぷり注がれて育った陽一郎が大好きだった母を亡くし、それからしばらくして両親と血が繋がっていないことも判明し、今現在不幸のどん底に突き落とされているということがわかります

あ、だからあの目なんだな、と納得

最初は少し怪しかったりどっちだろうと思わされる表情も、エピソードが明かされていくとちゃんと答え合わせができる

これが繰り返されるから、もう陽一郎の表情をよむのに夢中で笑

二話の最後で犯人と疑われ、でもそれがきっかけで父親ときちんと話すことができ、なぜ血が繋がっていないかも説明を受けて父親と和解します

そして三話では自分のことを疑っていた一本木に自分は犯人ではないと告げるのですが、父親との絆が取り戻せたからかだいぶしっかりとした表情になっているのです

もうここからは怪しさがなくなっていくのかなと安心したのも束の間

三話の最後、大学で四件目の殺人事件のニュースを見る陽一郎の表情がめちゃくちゃ怪しい!!口元は笑っていないんだけど目に不敵な笑みを浮かべてるような、、とにかく怪しい!!

え!?やっぱり陽一郎が犯人なの??もしや人格変わっちゃうサイコパス系殺人犯なの!??もうわからないよ〜となりながら三話が終わります

四話の最初でも、第四の殺人を招いたと一本木を批判するニュースを見る陽一郎の表情がよみきれなくて、でも父親に一本木の優しさを訴える様子は本当に素直な息子の表情で、、どっちだー!!となってたら次の登場シーンで全てがつながりました

自分なりに事件を考察し無差別殺人と思われていた殺人犯に共通点を見つけたことを一本木に報告する陽一郎

そう、あの表情は殺人犯についての新たな情報を見つけたという意味での不敵な笑みだったのです!

いやーもう少しわかりやすくしてほしかった笑(私の個人的な見解なんですが、大学のシーンはアングルがだいぶ下からなので白目の部分が多く見えた結果、より怪しさが増したのかなと思ったり)

そう、元太くんは結局最初からちゃんと殺人事件なんか犯してない、悩み多き中でも正しく生きようともがいてる素直な陽一郎を演じてたんですね

そしてここからの陽一郎が可愛さのオンパレード!可愛い元太くん好きな方はここだけでも見てほしい笑

一本木と話すときも父親と話すときも青年というよりも少年の目で、このドラマ全五話で五件の殺人事件が起きるというなかなかな展開なんですが、後半は陽一郎元太くんの笑顔がほんと癒しになります

あとは犯人さえわかれば陽一郎も元気になったしよかったよかった、で終わらないのが物語ですよね

実は犯人は陽一郎の父親でした

父親が殺人犯で、しかもこの事実を一本木は新聞記者として記事に書き、結果陽一郎は殺人犯の息子として世間に晒されます

辛すぎる結末…しかしちゃんと救いがあるんです

父親は陽一郎に手紙を残していました

実の父親が一本木であり、陽一郎を捨てた憎むべき相手だったこと

これだけだとまだ陽一郎にとっては辛い現実ですが、そもそも一本木は亡くなった婚約者との間に陽一郎が生まれていたことさえ知らされていませんでした

そしてそのことは全てを知っている医師によって陽一郎にも告げられます

ドラマの最後、一本木は陽一郎を守ることを決意し陽一郎に会いに行きます

このシーン、陽一郎はどういう表情で一本木を迎えるんだろうとすごく気になったんです

慕っていた一本木が実の父親で、でも育ての父親はそのせいで殺人を犯してて、そもそも一本木は自分が生まれていたことさえ知らなくて、というか一本木が20年前にスクープよりも恋人を選んでいれば陽一郎がこんなことになることもなくて…若干19歳の大学生が抱えるにはあまりに重すぎる現実

単純に実の父親とお幸せにとはならない最後のシーンで、元太くん演じる陽一郎の表情に多分視聴者全員救われたんじゃないでしょうか

これは本当に見た人にしかわからないと思うんですが、笑顔ではないけれども「あぁきっと陽一郎も一本木も幸せになれる」そう信じずにはいられないそんな表情

悲しみとか喜びとかいう感情ではなく、あえて言えば「赦し」なのかもしれません

どういう演技指導を受けたらあんな表情ができるのだろうと考えたのですが、もしかしたら松田元太くんは陽一郎以上に素直でまっすぐな青年なのでは?

監督が伝えたことを素直に受け取って、まっさらな状態で役に落とし込んで、まっすぐに表現することができるからあの表情になったのかな

これはぜひ一度見て判断してほしいなと思います

つらつらと書き連ねてまいりましたが、何が言いたいかというとトラジャの松田元太は確実にすごい俳優になるよってこと

連続ドラマ初レギュラー出演にしてこの演技力(撮影経験という意味では映画の方が早先かもしれませんが)

TravisJapanでパフォーマンスする時のかっこよさやバラエティに出てる天然とも違うし、等身大のグループでいる姿とも全く違い、松田元太なんだけどドラマのどの一瞬にも松田元太はいませんでした

トラビスジャパンというこれからどんどん多忙になるであろうグループとの両立は大変かもしれませんが、無理せず少しずつで良いので俳優経験を積み重ねていってほしいと思います

ドラマを見てみようかなと思われた方はこちらにリンク貼っておきますのでぜひ見てみてください!

まぁまぁいい記事書くじゃん😏と思ったら下の♡をポチッとしていただけると嬉しいです!

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